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事例紹介:三井化学株式会社(Mitsui Chemicals, Inc)

三井化学株式会社 (Mitsui Chemicals, Inc)

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三井化学株式会社様イメージ画像1

https://jp.mitsuichemicals.com/jp/index.htm

三井化学は、日本の化学メーカーで、自動車、電子・情報、健康・医療、包装、農業、建築・建材、環境エネルギーなど幅広い分野において、人々の生活をより豊かにする製品・サービスを提供しています。        
このため、三井化学はデジタルサーカスの支援を受けて、2018年に自社のサイト運用環境及びコンテンツ管理システムを再構築しました。三井化学が運営する日本及びドイツ、シンガポール、中国など各国に存在する複数サイトのコンテンツ管理プラットフォームにDrupalを採用し、レスポンシブに対応した新デザインでサイトをリニューアルしました。

◎なぜDrupalが選ばれたのですか?

・マルチサイト/多言語対応

異なるドメイン、複数言語を持つサイト群をひとつのプラットフォームで管理できるCMSとしてDrupalが選定されました。Drupalに標準で備わっているマルチサイト機能や多言語機能により、アジア、欧州など世界中に存在するサイトを共通のインフラとアプリケーションにより一元管理できます。

・拡張性

グループ全体で共通のデザインガイドラインを運用しつつ、各国サイトで独自のコンテンツ運用を行うためのDrupalの堅牢なアーキテクチャと柔軟な拡張性が評価されました。新しいコンテンツ管理プラットフォームでは統一したWEBガバナンスと各国での独自性の両方を実現する必要があり、カスタマイズ性も含めた拡張性の観点からDrupalが選定されました。

・セキュリティ

世界中から多くの開発者が参加し運営されているDrupalコミュニティでは、専門性の高いセキュリティチームにより定期的にセキュリティ対策パッチやバージョンアップ版のリリースが行われており、サイトを安心して運用できるようタイムリーな情報提供が行われています。

◎プロジェクトの概要

・発信基盤の見直しと再構築

グローバル共通のプレスリリースやお知らせを各国に迅速に配布する発信基盤をコンテンツ管理プラットフォームの機能として構築しました。コンテンツの登録、翻訳、承認、配信までの一連の流れを共通のCMSで実行できるようにしています。

・統一したWebガバナンスの再構築

新たに策定したデザインガイドラインに基づき、グローバルで統一されたデザインテンプレートによるサイトリニューアルを実施しました。Drupalの権限管理機能を使用してサイト内編集領域の権限設定をきめ細かく行うことにより、各国サイトの運用担当者は国ごとに適した独自コンテンツの運用をデザインガイドラインを守りつつ迅速に実行できるようになりました。

◎使用している主要モジュール

・Workflow

WorkflowとContent Moderationによって、柔軟かつ堅牢なコンテンツの承認フローを実現しました。

・Paragraphs

コンテンツタイプごとに必要なデータセットをParagraphsで実装することにより、コンテンツ制作時にコンテンツ編集者が効率よくページ作成が行えるようにしました。

・RESTful Web Services

グローバル共通コンテンツを各国サイトに配信する仕組みをRESTful Web Servicesを拡張することにより構築しました。これによりコンテンツ、カテゴリ、画像ファイル等を配信元サイトから配信先サイトに管理画面からの簡単な操作でデータ送信できるようにしています。

・Media/ Media Entity Browser

サイトで利用する画像やPDFファイルを共有/再利用する仕組みにMediaを使用しました。またMedia Entity BrowserをMediaモジュールと合わせて利用することで、コンテンツ入力画面からのファイルの挿入を容易に行えるようにしました。

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