2026年6月27日(土)にSCSK株式会社様 豊洲フロントにて、DrupalCamp Tokyo 2026が開催されました。
デジタルサーカスはスポンサーとして参加した他、登壇者、ボランティアスタッフ、一般参加者など様々な形で参加しました。
その様子をお届けしたいと思います。
DrupalCamp Tokyo 2026とは?
DrupalCampは、オープンソースCMS「Drupal」のユーザーや開発者が集まって各国・地域ごとに行われるコミュニティイベントで、日本では過去に岩国などで開催されていました。
2025年11月に、Drupalコミュニティ最大のイベントであるDrupalConが初めて日本で開催され(DrupalCon Nara)、その盛り上がりを一度で終わらせないためにという想いから、DrupalCon Naraの終了から一年経たずにDrupalCamp Tokyoの開催が実現しました。
DrupalCamp Tokyo 2026ではDrupalに関する様々な内容のセッションが全24件用意され、当日は台風の予報だったにも関わらず、93名の方にご参加いただきました。
オープニング&基調講演
オープニングでは、Drupal創始者であるDries Buytaert氏からのビデオメッセージが上映されました。
同氏は非常に多忙につき今回の来日は叶いませんでしたが、DrupalCamp Tokyoの開催を喜び、日本でのDrupalコミュニティの発展を願うメッセージを届けてくださいました。
オープニング後はAIイニシアチブの一人であるJames Abrahams氏の基調講演が行われました。
台風によりフライトがキャンセルとなってしまうという危機に見舞われながらも、現地では真夜中であるにも関わらずビデオ会議ツールを通してリアルタイムでセッションを実施していただきました。
基調講演では、「AIエージェントにとって最適なCMSとしてのDrupal」というテーマの下、AIエージェント活用における取り組みを具体的なデータとともに紹介しました。
デジタルサーカスからの登壇
デジタルサーカスからは、団長1名、団員1名、さらにパートナーエンジニア1名が登壇しました。
団長 田口 健は、『Dance with Waterfall and Agile』と題し、「アジャイル開発企業がウォーターフォール型のクライアントとどのように連携できるか」をテーマに、デジタルサーカスがスクラムを取り入れることになった経緯や、ウォーターフォール型開発を好む傾向にある日本企業とどのように向き合い、日々の開発を進めているかをお話ししました。
本セッションは元々2024年にシンガポールで開催されたDrupalCon Singaporeにて英語で行われたセッションでしたが、好評につき、改めて日本語にて実施する機会をいただきました。
セッション後には、実際にDrupal開発会社としてアジャイル型開発とウォーターフォール型開発との共存に悩んでいる参加者から「具体的な話が聞けて大変勉強になった」といった感想をいただきました。
団員 木下 みなは、デジタルサーカスにてバックオフィス業務やマーケティング業務に携わる非エンジニアメンバーですが、趣味でDrupalサイトの制作を開始したことをきっかけに、DrupalCampでの初登壇を決めました。
セッションは『非エンジニアがPHPゼロで作ったDrupalサイト』と題して、ローカル環境の構築からサイトの公開までの取り組みを、苦労したことや学んだことを織り交ぜながら紹介しました。
セッション内のQAコーナーで複数の参加者から質問をいただいた他、セッション終了後にも参加者から感想をいただく様子が見られました。
デジタルサーカスのパートナーエンジニアである村田 和子は、Drupalの注目機能「Single Directory Components(SDC)」をテーマに『Drupal SDC入門』と題したセッションを行いました。
SDCはユーザーインターフェースにおけるコンポーネントをフォルダ単位で管理する仕組みで、ファイルの可読性が高まり、作りやすく保守しやすいという利点があります。セッションでは、見出し・カード・アコーディオン・グリッドの4つのコンポーネントを実例に、実装の手順を実践的に紹介しました。
サンプルコードも公開しており、セッション中には、スライドに表示されたQRコードから参加者がGitHubにアクセスする場面も見られました。
なお、各セッションの動画およびスライドは後日公開される予定です。当日参加できなかった方はぜひご覧ください。
懇親会
クロージング後には懇親会が行われ、参加者の8割近くとなる77名の方が参加しました。
会場では、セッション登壇者への質問、参加者同士の意見交換、はたまた久々の再会での近況報告などなど、活発なコミュニケーションが終了時刻まで続きました。また、懇親会の中ではイベントの運営を支えたボランティアスタッフ一人ひとりの名前が読み上げられ、参加者全員からの拍手で感謝が伝えられる場面もありました。
今回のイベントは東京での開催ということで関東からの参加者が多かったものの、日本各地から参加者が集まったほか、海外からの参加者も見られました。また、Drupalの経験年数は未経験が約17%、1〜2年が約27%と、最近になってDrupalやコミュニティに関わり始めた方も多く参加されていたことがわかります。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。また、開催に尽力された実行委員会およびボランティアの方々、お疲れ様でした。
デジタルサーカスは今後も社内でのコミュニティ活動への参加・貢献を推進していくと共に、Drupalコミュニティへの貢献を続けてまいります。
一部画像:撮影 小林基樹さん/CC BY-SA 4.0
DrupalCamo Tokyo 2026 写真:https://photos.app.goo.gl/z7xePptofD2uUjhL7